【キタノカオリ(後編)】
日時
キタノカオリの名前を強く印象付けるのは、カンパーニュです。
小麦の名前を背負い大きく焼かれた姿は、キタノカオリに相応しく迫力を感じます。
他のパンとは明らかに違う強い焼き色や、全粒粉らしさを感じる表面の質感。
MORETHAN BAKERYのカンパーニュは全粒粉と石臼挽き、二種類の製粉技法のキタノカオリを使用しています。
ざらざらとした小麦本来の強さや味わいを主張する全粒粉と、甘みが引き出され丁寧に石臼で挽くことで香りや味を損なうことなく味わうことができます。
これらとルヴァンを合わせることで、穏やかな酸味を感じるカンパーニュへと仕上がります。
キタノカオリカンパーニュは野菜との相性が抜群です。
同じ日本の土壌で育つ穀物と野菜、土から吸い上げた食物の味わい同士、
余計な味を加えることなくとても自然に馴染みます。
実際にMORETHAN BAKERYの店頭ではキタノカオリカンパーニュの野菜のサンドイッチを販売しています。
季節に合わせて入れる野菜も変わりますが、細くラペ状にした人参をメインにしたサンドイッチでは断面のグラデーションが美しく、野菜を引き立てた見栄えになります。
見栄えだけではなく味もラぺの人参の酸味とカンパーニュの甘味のバランスが絶妙です。
他にも皮付きのままじっくりと焼き上げた人参をサンドするのもお勧めです。
土と共に育った姿のまま焼き上げることで、キタノカオリの力強さに引けも取らない味わいでジューシーなサンドイッチの出来上がりです。ラべとは違った、力強い味わいを感じる事ができます。
サンドイッチの発案はサンドイッチディレクターを務める山口が行っています。
畑で採れる旬の野菜とオリジナルのソイマヨネーズ、そして粒を残して仕上げた自家製アーモンドバターを使用したりなど、山口のこだわりが詰まったサンドイッチがMORETHAN BAKERYの店頭に並んでいます。
見栄えだけではなく味もよく、国内外のお客様から“美味しい!”、“癖になる”、
“Delicious!“などお言葉を頂いてます。
秋の紅葉シーズンにMORETHAN BAKERYのサンドイッチを持ち、公園でのんびりするのもいかがでしょうか。